ひな祭り献立で高齢者施設の春イベントを華やかに演出しよう!
介護施設における季節のイベントは、高齢者にとって大きな楽しみです。特に、日本の伝統的な祝い事であるひな祭りは、昔の思い出を呼び起こし、新たな楽しみを創出する絶好の機会なのではないでしょうか。
この記事では、ひな祭りの由来や風習、施設利用者においしく楽しいひな祭りを過ごしてもらうための行事食をご紹介しています。高齢者が男女問わずに楽しめるひな祭りイベントの演出にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
ひな祭りの由来
ひな祭りの由来には諸説があるものの、「上巳(じょうし)の節句」と呼ばれる、中国から伝わった厄払いの行事だとされています。季節の節目(節句)は邪気が入りやすいと考えられ、中国では川で身を清めるお払いが行われていました。この風習と日本古来の人形に自身の穢れや厄を移し祓う風習が融合し、「流し雛」が行われるようになりました。
そして、平安時代に貴族の子どもの間で楽しまれた「ひいな遊び」と言われる人形遊びと合わさる形で歴史を重ね、女の子のための行事として家に人形を飾る風習が定着したようです。
ひな祭りの風習
現代のひな祭りは、お清めやお祓いというよりも、女の子の幸せを願う行事として風習が受け継がれています。
ひな人形を飾る
女の子が健やかに育ち、幸せであるようにとの願いを込めてひな人形を飾ります。
桃の花を飾る
ひな祭りは桃の花が咲く頃に行われることから「桃の節句」ともいいますが、桃の花には、長寿や魔除け、厄払いの力があると古くから言い伝えられています。
お祝いの食事を食べる
ちらし寿司やひなあられにひし餅など、見た目にも華やかな食事でお祝いします。
縁起物の「ちらし寿司」は施設レクリエーションにもおすすめ
介護施設でのひな祭りのメインイベントに、簡単で楽しい、ちらし寿司作りを取り入れるのはいかがでしょうか。皆で協力し美味しい料理を作る体験は、心身の活性化に繋がります。色彩豊かな具材は視覚を刺激し、食欲をそそりますし、酢飯を混ぜる・型取りする・飾り付けるなど、ちらし寿司を作る作業は、認知機能を刺激し手指の運動にもなり、おすすめです。また、定番の具材には縁起のいい意味が込められていますので、ぜひ、話題のひとつとしてみてください。
海老
腰が曲がるまで長生きできるように。
錦糸玉子
鮮やかな黄色から、財宝が貯まるように。
豆
まめに(勤勉に)働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるように。
れんこん
穴が開いているので、将来の見通しがきくように。
にんじん
根をはるように。
なお、実施をする際には、器具や手指の消毒を行い、食材を素手で触らないなど、食中毒の感染対策をしっかり行うことも重要です。
グローバルキッチンの「ひな祭り献立」
グローバルキッチンの「まごの手キッチン」では3月1日(金)昼食にひなまつり献立をご提案しています。内容は、えびのちらし寿司に、春の若竹煮、青梗菜とえのきのお浸し、しその実漬けと、春の訪れを感じながら行うひな祭り行事にぴったりのおかずを揃えました。調理済みの冷凍状態でお届けとなりますので、解凍して盛り付けるだけでご提供いただけます。
ちらし寿司の素は、人参・たけのこ・レンコン・かんぴょう・干し椎茸をバランスよく配合し、炊き上がったご飯に混ぜるタイプです。その上に、ボイル海老、錦糸卵、枝豆を盛り付けることで、手軽に彩りの良いちらし寿司が出来上がりますので、食事レクにもご活用いただけるのではないでしょうか。
イベント食で楽しいひと時を
グローバルキッチンが運営する「まごの手キッチン」では、月に2回、普段のお食事とは一味違う、行事食や郷土料理などの特別な献立をご用意しています。また、食卓を彩る一つとして、敷き紙やお品書き等もご提供しています。定期利用だけでなくスポット利用も可能です。
「まごの手キッチン」では、高齢者施設で提供する食事や介護食を検討している法人向けに無料の試食サンプルを提供しています。介護施設職員の方や経営者の方はぜひ一度お試しください。
無料試食サンプル申込:https://www.global-kitchen.jp/request/