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老人ホームの季節別イベント・レクリエーションの内容とは?成功のポイントも解説

老人ホームではお花見や夏祭りなど、季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。施設の入所者様以外にも、地域住民の方などが参加できるイベントもあり、非日常的な時間を楽しんでもらえるでしょう。

また、イベントを通して、入所者様の身体機能の維持やコミュニケーションの促進なども期待できます。老人ホームのイベントを成功させるには、いくつかのポイントを把握しておくことが大切です。

本記事では、季節別に老人ホームで開催されるイベントを紹介します。イベントを開催するメリットや成功させるためのポイントも解説しているため、ぜひ最後までご覧下さい。

 

老人ホーム(介護施設)で行われるイベントの一覧表

老人ホームで開催されるイベントは春(3~5月)、夏(6~8月)、秋(9~11月)、冬(12~2月)の季節ごとに異なります。介護施設でイベントを開催したいものの、何をすればいいのか分からない人もいるでしょう。

以下は、老人ホームで開催される一般的なイベントを一覧にしたものです。介護施設で季節別のイベントを開催する際の参考にしてみて下さい。

開催月

イベントの名称

3月

ひな祭り

4月

お花見

5月

母の日、端午の節句

6月

父の日

7月

七夕

7~8月

夏祭り

9月

敬老の日

9~10月

運動会、紅葉狩り

10月

ハロウィン

12月

クリスマス

1月

新年会

2月

バレンタインデー、節分

 

イベントとレクリエーションの違い

老人ホームで行われるイベントは、レクリエーションとは異なります。介護施設のレクリエーションは、娯楽やスポーツなどを日常的に実施し、入所者様の活動性を維持したり高めたりする目的で行われます。レクリエーションの参加者は進行役の職員と自由参加の入所者様のみで、比較的少人数で行われることが多く、全体に目が行き届くよう配慮して行われます。

一方で、イベントは施設の年間行事の一つとして開催されます。イベントの一部としてレクリエーションが実施されるケースもあります。

 

老人ホームで行われる季節のイベント

老人ホームで行われるイベントは季節や行事に合わせて開催されます。本章では、老人ホームをはじめとする介護施設で季節ごとに行われるイベントの内容や取り入れられているレクリエーションなどを解説します。

 

 春のイベント(3月・4月・5月)

仲良し高齢者女性

春(3~5月)に行われるイベントは、ひな祭りやお花見、母の日が定番です。食事も行事に合わせて提供します。

ひな祭り

老人ホームでは、3月3日にひな祭りが行われています。ひな祭りは桃の節句で、女の子が健やかに成長し幸せになることを祈る春の行事です。施設内では、ひな人形や桃の花などが飾り付けられます。ひな祭りで行われる主なレクリエーションは以下の通りです。

  • 折り紙や紙コップを使用してひな飾りを工作する
  • ひな祭りをテーマに切り絵やちぎり絵を創作する
  • 対となる貝殻を見つけ出す貝合わせゲームを行う

 

ひな祭りに行事食を提供する場合は、ちらし寿司や蛤(はまぐり)のお吸物、菜の花のお浸し、菱餅、白酒などのメニューがおすすめです。

 

お花見

老人ホームで定番の春のイベントはお花見です。地域によって異なりますが、3月下旬~4月上旬は桜の見頃です。桜が咲く場所に足を運んでお花見を楽しめば、入所者様の気分転換になります。近隣にお花見ができる場所がない場合は、施設内にある季節の花を見ながらお花見気分を楽しむのも良いでしょう。お花見では以下のレクリエーションも行われています。

  • 料理やお菓子づくり
  • 俳句づくりや川柳大会
  • 桜をテーマにした工作

 

お花見におすすめの行事食は、たけのこご飯や山菜の和え物、三色団子など、旬の食材を使用したメニューなどが挙げられます。

 

母の日

母の日は子どもが母親へ日頃の感謝の気持ちを込めてカーネーションを贈ったり、一緒に過ごしたりする日です。老人ホームでは、5月の母の日に合わせて入所者様とご家族が一緒に楽しく過ごせるイベントを開催しています。入所者様が個人で楽しめるレクリエーションも行っているため、イベントに参加されるご家族がいない人でも楽しく過ごせるでしょう。母の日で取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • メイクやネイルアート
  • 近隣の子どもたちとの交流
  • ご家族からのサプライズ

 

母の日におすすめの行事食の例は、お寿司や天ぷらの盛り合わせなど、普段の食事よりも豪華なメニューが挙げられます。

 

夏のイベント(6月・7月・8月)

夏(6~8月)に行われるイベントは父の日や七夕、夏祭りなどです。特に夏祭りは、入所者様が地域住民とつながりを持てる良い機会です。

父の日

6月の父の日は、子どもが父親に対して日頃の感謝の気持ちを伝える特別な日です。老人ホームでは5月の母の日と同様に、父の日にも入所者様とご家族が交流できるイベントを開催しています。職員は入所者様への感謝の気持ちを込めてプレゼントやメッセージカードを贈ると良いでしょう。父の日に取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • 室内でパターゴルフ
  • フォトフレームづくり
  • 黄色の造花づくり

 

父の日におすすめの行事食の例は、特別感が感じられるちらし寿司やお蕎麦、唐揚げなどが挙げられます。

 

七夕

七夕は織姫と彦星が1年に1度だけ天の川で逢える日とされており、願いを吊るした笹の葉が飾られます。老人ホームでも入所者様や職員が願いを短冊に書いて笹の葉に飾り付けるイベントが行われます。七夕に取り入れると盛り上がるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • 短冊づくりと飾り付け
  • 七夕ゼリー作り
  • 七夕をテーマにしたクイズ大会

 

七夕におすすめの行事食は、星形にくり抜いた野菜やゼリーを飾ったそうめんやちらし寿司、オクラの和え物などがあります。食品衛生面に注意しながら流しそうめんを行うと普段食欲がない入所者様も食べやすくなるでしょう。

 

夏祭り

夏祭りはさまざまな屋台が並び、多くの人でにぎわう雰囲気を楽しめるイベントです。老人ホームの夏祭りでは、屋台や催しの運営に入所者様にも参加してもらうことで、イベント後に達成感を得やすくなるでしょう。また、体を動かすゲームや普段味わうことがない料理を食べることで、入所者様の活動性の向上につながります。夏祭りにぴったりのレクリエーションの例は以下の通りです。

  • 盆踊り大会
  • ビンゴゲーム
  • 輪投げ
  • ヨーヨー釣り

 

夏祭りでは屋台で提供されるメニューを行事食として出すのも一つの方法です。例えば、焼きそばやタコ焼き、かき氷などが挙げられます。

 

秋のイベント(9月・10月・11月)

Old men and women karaoke in the living room. Senior friends group hangout using laptop and microphone, Older people meeting.

秋(9~11月)の定番のイベントは敬老の日や運動会、ハロウィンなどが挙げられます。

敬老の日

敬老の日は家族や社会のために活躍してくれた高齢者に感謝の気持ちを伝え、長寿を祝う日で、老人ホームでは秋のイベントの定番です。イベントにレクリエーションを取り入れる場合は、入所者様全員が楽しめる企画を選ぶ必要があります。敬老の日に取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • カラオケ大会
  • ビンゴ大会
  • お芝居やマジックショーなどの鑑賞

 

敬老の日におすすめの行事食は赤飯やお刺身、長寿を象徴する海老や祝い事に人気の鯛、高齢者になじみ深い煮物などです。

 

運動会

スポーツの秋とも言われるように、秋に運動会を開催する老人ホームも少なくありません。運動会の種目は、入所者様全員が安全に楽しく参加できるものを選びましょう。運動会で取り入れられる主なレクリエーションは以下の通りです。

  • 輪っかリレー
  • スリッパ飛ばし
  • 風船野球ゲーム
  • 魚釣りゲーム

 

また、当日までのレクリエーションの時間に、折り紙で輪っかを繋げた飾りや国旗などをつくり、会場に飾り付けをするのも良いでしょう。運動会で食事を提供する場合は、いなり寿司や海老フライ、たこさんウインナー(たこに似せてカットしたウインナー)、サンドイッチなど、運動会の定番メニューがおすすめです。

 

ハロウィン

ハロウィンの時期は、幅広い世代が仮装してパーティを楽しむ光景が多く見られるようになりました。老人ホームでもハロウィンをイベントとして行う施設が増えています。ハロウィンで取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • ボウリング
  • 折り紙でお化けやカボチャにちなんだ飾りづくり
  • ハロウィンをテーマにしたクイズ

 

ハロウィン当日は魔女やドラキュラなど、お化けや怪物などの衣装を用意し、職員や入所者様が仮装すると雰囲気が楽しめます。ハロウィンにおすすめの行事食は、カボチャをふんだんに使用したスープや秋の旬の栗を使った栗ご飯、焼き芋などが挙げられます。

 

冬のイベント(12月・1月・2月)

冬(12~2月)の代表的なイベントはクリスマスや新年会、バレンタインデーなどがあります。

クリスマス

クリスマスは冬の定番イベントです。クリスマスツリーやサンタクロースをイメージした飾り付けをすると、クリスマスの雰囲気が出せます。職員がサンタクロースの仮装をして入所者様にプレゼントを配るのも盛り上がるでしょう。クリスマスに取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • ダンス
  • クリスマスソングの合唱
  • ジェスチャーゲーム
  • 文字当てゲーム

 

クリスマスのイベントにおすすめの行事食はハンバーグやフライドチキン、海老ピラフ、ポテトサラダなどの洋食メニューが挙げられます。おやつを提供しているなら、イチゴのショートケーキもおすすめです。

 

新年会

新年会は、職員と入所者様が全員で新しい年を祝うのにぴったりのイベントです。門松や鏡餅など、正月にちなんだ飾り付けを入所者様と一緒に行うのも良いでしょう。新年会に取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • 風船で羽根つき
  • かるた取り
  • ダルマ落とし
  • 福笑い

 

また、新年会には入所者様が子どもの頃にした正月遊びを取り入れるのもおすすめです。新年会の行事食の例として、お寿司や茶わん蒸し、おでんやその他鍋料理などのメニューが挙げられます。レクリエーションの一環として、入所者様に鍋料理の具材を切ってもらうのもおすすめです。

 

バレンタインデー

バレンタインデーは2月のイベントを企画する際に定番の行事です。職員から入所者様にチョコレートを渡すだけでなく、ハートやチョコレートなどのバレンタインデーにちなんだレクリエーションを取り入れると良いでしょう。バレンタインデーに取り入れられるレクリエーションの例は以下の通りです。

  • 風船を使ったバレーボール
  • チョコやお菓子づくり
  • じゃんけん大会

 

バレーボールに使用する風船をハート形のものにしたり、じゃんけん大会の商品をチョコレートにしたりするとイベントを盛り上げることができます。バレンタインデーにおすすめの行事食はピラフやオムレツ、チョコレートプリンなどが挙げられます。

 

 老人ホームで行われるその他のイベント

老人ホームでは季節を問わず行われるイベントもあります。例えば、入所者様の誕生日会や地域の人と交流できるイベントなどが挙げられます。本章では、老人ホームで行われるその他のイベントを紹介しているため、イベントの企画に迷った時の参考にしてみて下さい。

 

誕生日会

誕生日会は、職員と入所者様が誕生日の人をお祝いするためのイベントです。他のイベントと比べて頻度が高くスムーズな進行ができるメリットがあるものの、毎回同じ内容だとマンネリ化しやすいため企画を工夫することが大切です。誕生日会に取り入れられるレクリエーションの例は以下の内容が挙げられます。

  • 職員や家族からプレゼントを贈る
  • バースデーソングを歌う
  • 職員によるお芝居

 

誕生日会におすすめの食事メニューは誕生日会の主役が好きな料理です。普段食欲が低下している人でも、自分の誕生日に好きな料理が出てくれば食欲も向上するでしょう。

 

地域の人と交流できるイベント

地域の人と交流できるイベントは、入所者様が多様な世代の人と触れ合える貴重な機会です。近隣の子どもやボランティアの人と交流を深めることで、日常では会えないさまざまな人とコミュニケーションを図れます。地域の人と交流するイベントの例は以下の通りです。

  • 音楽会
  • 地域の学校との交流イベント
  • 外部講師を招いたイベント

 

音楽会は音楽を通じてコミュニケーションをとることができます。地域の学校で開催される劇や演奏会、発表会を鑑賞しに行くのもおすすめです。歌や健康体操、陶芸などのプロを講師に招いて入所者様に非日常的な体験をしてもらうのも良いでしょう。

 

バザー

バザーは、地域の人を対象に商品や食事を販売するイベントです。販売する商品の例は以下の通りです。

  • 介護用品
  • 日用品
  • 衣料品
  • 入所者様の手づくりした食事
  • 手芸品や編み物
  • 絵画 など

 

販売する商品が多いほど盛大なイベントになるため、入所者様やご家族、地域の人などにも呼びかけをして多くの商品を集めましょう。老人ホームの公式ホームページやブログなどでバザー開催の情報を発信し、協力を仰ぐのも一つの方法です。

 

老人ホームでイベントを行う利点とは?

老人ホームでイベントを行う主なメリットは、入所者様の身体機能の維持・向上や脳の活性化、生活の質の向上などが挙げられます。本章では、老人ホームでイベントを開催するメリットを詳しく解説します。

 

身体機能の維持・向上につながる

入所者様もイベントの準備やレクリエーションを行うことで体を動かす機会が増えるため、身体機能の維持や向上につながります。運動は普段のレクリエーションにも取り入れられていますが、日常とは違う環境で行うとより楽しみながら体を動かせます。

また、イベントの準備では当日に向けて楽しい出来事をイメージしながら飾りの手づくりや飾り付けなどができ、指先のリハビリ効果も期待できるでしょう。

 

脳の活性化につながる

老人ホームで行うイベントは入所者様にさまざまな刺激を与えるため、脳の活性化が期待できます。脳が活性化すると脳の血流量が増えて脳神経が活発に働き、記憶力や集中力が高まるといわれています。脳が活性化するポイントは以下の通りです。

  • 運動をする
  • 好奇心が刺激される活動をする
  • コミュニケーションをとる

 

例えば、夏祭りで行われる盆踊りやバザーでの交流など、老人ホームで行われるイベントやレクリエーションには上記に挙げたポイントが含まれていることが多く、入所者様の脳の活性化につながります。

 

コミュニケーションが促進され人とのつながりを感じられる

老人ホームでは家族と離れて他人と集団生活を送るため、孤立感を覚える入所者様も少なくありません。特にコミュニケーションをとることが苦手な人は他の入所者様とうまく交流できないため、より孤立感を覚えやすくなるでしょう。

イベントの開催により普段交流できない人でも自然と話すきっかけが増えれば、コミュニケーションがとりやすくなり、人とのつながりも感じやすくなります。また、家族や地域の人も参加するイベントなら、多様なコミュニケーションを図れます。

 

季節感を楽しむことで生活の質が向上する

季節ごとにイベントを開催することで、季節の移り変わりを実感しやすく、変化のある暮らしを楽しめます。例えば、桜が満開の頃に屋外に出てお花見をすれば、施設内にいるだけでは気付けない春の景色を楽しめます。また、地域の人も参加できる夏祭りを開催することで、夏祭りのにぎわいを入所者様に感じてもらえるでしょう。

このように、季節感を楽しめるイベントは日々のレクリエーションでは得られない特別な体験ができ、生活の質を向上させる効果が期待できます。

 

準備に参加することで達成感を得られる

老人ホームでイベントを行う際は、職員だけでなく入所者様も一緒に準備を行うとより達成感を得られます。役割がある中でイベントの準備から参加すれば、自分が必要な存在だと再認識できます。

また、イベントへの思い入れが強まり、より楽しんでもらえるでしょう。イベントが成功すれば自分の役割を果たせた達成感が得られる上に、他の入所者様との関係構築や自己肯定感の向上につながります。

 

季節ごとに楽しみがあるため生きがいになる

老人ホームでは生活が単調になりやすいため、非日常の時間を体験できるイベントは生きがいにつながりやすくなります。季節ごとにイベントを行うと次のイベントが待ち遠しく感じられ、日常の楽しみが一つ増えるでしょう。

また、毎年同じ時期に開催するため、来年の楽しみになることも入所者様の生きがいの一つになります。イベントの話題や思い出が増えることで、生活の質の向上にもつながります。

 

老人ホームのイベントを成功させるためのポイント

老人ホームで行うイベントを成功させるためには入念な準備をすることはもちろん、入所者様の特性に合わせて対応し、家族や地域の人にも参加してもらうことが大切です。本章では、老人ホームでイベントを成功させるポイントを解説します。

 

入念な事前準備を行う

老人ホームのイベントを成功させるポイントは事前準備にあります。事前準備をおろそかにすればスムーズに進行できず、イベントが失敗するかもしれません。具体的には、会場のレイアウトやイベントに必要な物などを書き出しておくことが大切です。

スムーズな進行のためには、イベントの流れやレクリエーションの内容、当日の注意点なども職員全員で認識しておきましょう。イベントの進行表をつくっておけば職員同士で情報共有しやすくなります。

 

利用者の特性に合わせて対応する

イベントは入所者様全員に楽しんでもらうことが重要です。そのためには、入所者様一人ひとりの特性を理解した上でイベントやレクリエーションを企画する必要があります。入所者様の特性として以下の例が挙げられます。

  • にぎやかなことを好む
  • 静かな環境を好む
  • コミュニケーションに苦手意識がある
  • 苦手なレクリエーションがある

 

イベントでは入所者様一人ひとりの特性を考慮しながら、柔軟に対応しましょう。

 

孤立する人をつくらないように工夫する

老人ホームで行うイベントは行事を実施することが目的ではなく、他の入所者様や家族、地域の人などとコミュニケーションをとることも目的の一つです。そのため、特定の入所者様だけが楽しめるイベントになると、不満を感じたり孤独感を覚えたりする人が出てくる恐れがあります。

コミュニケーションに苦手意識がある人や入所したばかりの人などが孤立しないように、職員同士で連携して万全なサポートをしましょう。

 

安全面と入所者様の体調に気を付ける

季節の変わり目にイベントを実施する際は、入所者様の体調に変化がないか気を配ることが重要です。特に暑い時期の水分補給や寒い時期の温度管理など、過ごしやすい環境を整える必要があります。

イベントに意識が向くと入所者様自身も体調の変化に気付かないケースがあるため、職員は入所者様の表情やしぐさなどをよく観察し、定期的に声掛けをして体調に変化がないか確認することをおすすめします。

 

家族や地域の人に参加してもらう

老人ホームでイベントを行う際は職員と入所者様だけでなく、ご家族や地域の人に協力を仰ぎ参加してもらいましょう。親しい人の参加やイベント会場がにぎわう環境は、入所者様に喜んでもらいやすくなります。地域の人や入所者様のご家族が参加しやすいイベントの例は以下の通りです。

  • 母の日
  • 父の日
  • 夏祭り
  • バザー

 

母の日や父の日は入所者様のご家族とコミュニケーションをとる良いきっかけになります。夏祭りやバザーなど、世代を問わず楽しめるイベントであれば地域の人が参加しやすいでしょう。

 

職員もイベントを楽しむ

老人ホームでイベントを行う際は、職員自身もイベントを楽しむことを心がけましょう。職員はイベントを成功させることに意識が向きがちで、準備や当日の進行で忙しくイベントを楽しむ余裕がない人も少なくありません。

イベントは職員と入所者様の関係を深める目的もあるため、役割をこなしつつも入所者様と一緒に楽しみましょう。職員も楽しんでいるイベントは全体の雰囲気も良くなりやすく、参加者も楽しく過ごせます。

 

季節やイベント内容に合った食事を提供する

イベントでは、企画内容や季節に合わせた食事を提供しましょう。どのようなイベントやレクリエーションを企画するのかという視点も重要であるのと同時に、イベント内で提供する食事にも配慮することが大切です。

イベントの企画に合った食事や季節を感じられる食事を提供することで、さらに充実したイベントにできます。例えば、お寿司を振る舞う際にはすし職人が目の前で作るライブ形式にしたり、夏祭りにはタコ焼きや焼きそば、かき氷などのメニューを屋台形式で提供するスタイルを取り入れると喜ばれます。

 

老人ホームのイベントに特別な食事を提供する「まごの手キッチン」

老人ホームでイベントを行う際は事前準備や当日の進行などで忙しく、食事まで手が回らなくなるケースも少なくありません。食事の準備に人数をかけられない場合は、簡単に調理できる調理済み冷凍食材の活用がおすすめです。

「まごの手キッチン」は、高齢者施設や介護施設向けに調理済みの冷凍食材を配送するサービスです。毎月季節に合わせた行事食を提供しており、手軽にイベントの食事を華やかに演出できます。(グローバルキッチンの行事食はこちらで紹介しています)

調理済みの冷凍食材は冷蔵解凍や湯煎といった簡単な調理で用意ができるため、イベントや日常業務で忙しい職員の調理負担を軽減できる上に、経費削減の効果も期待できるでしょう。

また、献立は栄養の専門家である管理栄養士が作成しており、栄養バランスのとれた食事を提供しています。常食の他に、やわらか食やムース食もあるため、入所者様一人ひとりの状態に合わせた食事にも対応できます。

 

老人ホームでのイベントは入所者様の満足度向上につながる

老人ホームでイベントを開催することで、身体機能の維持・向上や脳の活性化、生活の質向上などさまざまなメリットがあります。イベントを開催する際は事前準備をしっかりと行った上で、入所者様全員が楽しめるように工夫することが大切です。また、イベントの食事は入所者様の楽しみの一つであるため、満足度の高い食事を提供しましょう。

「まごの手キッチン」では味やコストパフォーマンスが良く、見た目の美しい食事を手軽に調理できる調理済みの冷凍食材を提供しています。高齢者施設で提供する食事や介護食を検討されているご施設様向けに無料サンプルをご用意しています。ぜひ一度お試し下さい。

 

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